手・足のしびれ
「手・足のしびれ」の主な要因は、3つ考えられます。
1、手や足に関係のある背骨が歪み、神経が圧迫されて起こる。
2、動脈硬化などにより血流が悪くなる事によって起こる。
3、脳梗塞や脳出血など脳の異常により起こる。
1、手や足に関係のある背骨が歪み、神経が圧迫されて起こる。
手は下部頚椎から神経でつながっており、下部頚椎が歪んで神経が圧迫されると、手や腕にしびれや痛みが出ます。(まれに上部頚椎が原因の事もあります。)
特に、小指と薬指がしびれる、中指がしびれるなど、手や腕全体ではなく部分的にしびれや痛みがある場合は、背骨の歪みによる神経圧迫が考えられます。
また、神経の通りが悪い部分は血流も悪くなるため、しびれている部分だけが冷えているような感じを受ける場合もあります。
2、動脈硬化などにより血流が悪くなる事によって起こる。
動脈硬化などによって、血管内でうっ血が起こり、血流が極端に悪くなるとしびれが生じる場合があります。
例えば、血圧を測るときに腕を圧迫されると指先がしびれてくるのと同じような原理です。
全ての血管がうっ血するわけではないので、同じようにはなりませんが、手や足が全体にしびれたり、冷えたり、むくんだ感じがあったりする場合は、血流の悪さが考えられます。
また、血流が悪い状態がずっと続くと良い細胞が作れないため、肌が荒れやすく、しみなどもできやすいです。
3、脳梗塞や脳出血など脳の異常により起こる。
脳梗塞や脳出血などによって、脳から手や足に指令を出している部分に異常が起こると、しびれやマヒが起きる場合があります。
片側の脳に異常が起こった場合には、片側(異常が起きた脳の反対側)の手や足に、両側の脳に異常が起きた場合には両側の手や足にしびれやマヒが起こります。
急に片側の手足が思うように動かなくなったりした場合は、脳の異常か脊髄神経の圧迫・損傷が考えられます。
脳の異常の場合は、ろれつが回らなくなったり、口の片側が閉まらなくなったり、顔の感覚異常が起こったり、激しい頭痛なども同時に起きている場合があるので、このようなときはすぐに病院に行くことをお勧めします。
4、その他(手根間症候群など)
手首の手のひら側にある手根管の中を神経が通っており、手の過度の使用などにより、その手根管が収縮して神経を圧迫すると、手のしびれや痛み、運動障害などが起こります。
しびれの多くは、背骨の歪による神経圧迫が原因の事が多いですが、動脈硬化などによる血流障害や内臓疲労による神経・血流の異常が要因の場合もあります。
マヒや激しい頭痛を伴った場合には、すぐに病院に行くことをお勧めしますが、慢性的な症状でお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。
足のしびれ改善例
左腰部痛 右足外側〜足首の痛み・しびれ (60代 男性)
腰は前屈と体をねじった時に痛む。
右足外側〜足首の痛みは体重がかかると痛む。
はじめは右足の痛みだけでしたが、だんだん左の腰が気になってきて3日前に急に痛みがひどくなり、寝返りもできないとのこと。近所の方なのですが歩くのも辛いので車で来院されました。
この方は、お酒をよく飲まれるとのことなので、肝臓も疲れているのではないかと思いましたが、腰痛は左にでていること(肝臓は右の腰痛を起こしやすい)、お腹の調整をしても腰痛や右足外側の痛みがあまり変化しなかった事などから、内臓の異常よりも悪い姿勢や仕事などの負担による筋肉の過緊張や関節の歪み・緊張からの神経圧迫が原因ではないかと考え、痛みに関係する椎骨の調整を行ったところ痛みが3割ぐらいまでになりました。
あまりやりすぎると翌朝痛みが出ることもあるので、本来は3日くらい空けるのですが、仕事に早く復帰したいとの事なので翌日また来ていただきました。
翌日は痛みもだいぶ引いた様子で、自転車でいらっしゃいました。
全体のバランスをとる調整をしながら、腰を重点的に緩めたらほとんど痛みはなくなりました。
この方は内臓の異常(自律神経の乱れ)ではなく、姿勢の悪さや仕事での負担による筋肉や関節自体の異常が原因だったので、仕事をする時はコルセットを巻いて負担を減らしたり、ストレッチなどをして体の柔軟性を高めるようにアドバイスさせていたただきました。
※コルセットは痛みがある時や腰に負担がかかるとき(重い物を持つときなど)につけるのは良いですが、痛みもないし負担もかからないときにまでしてしまうと、筋力が落ちてしまうのであまりしないほうがいいですね。
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